参考書2冊の事
私が使っているiPhoneSDK用の参考書を紹介します。
まず最初に買ったのは、
iPhoneSDKの教科書CocoaTouchプログラミング、最初の一歩
- 作者: 赤松正行
- 出版社/メーカー: 秀和システム
- 発売日: 2009/03/23
- メディア: 単行本
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実は開発系書籍の品揃えが豊富とは言えない某量販店にて、ポイント使おうと思って選んだのがきっかけ。かなり「大まかに概要だけ」ですが、C言語、オブジェクト指向、Objective-C言語、が説明されていたりして、
「プログラミング経験(オブジェクト指向言語も含む)はあるけど、Objective-Cは分からない」という私にはよかったです。
この本では、私がいつかやってみたいと思っていた加速度センサーを使ったアプリや、時計アプリについて書かれています。「メーターみたいなものを加速度センサーによって動かして○○して××する」みたいなアプリが構想にあったので、両方とも参考に出来るのも大きいです。
この本は、大多数のWeb上のチュートリアルや書籍等と同様にInterface Builderを使う事を前提にしていますが、でも私はこの本のおかげでIBを使うのをやめる決心をしました(笑。別にこの本の説明が悪いとかでは全くなく、少なくとも私にはIBが合わなかったですね。IBについては先駆者の方々にいろいろ語られていると思いますが、また機会があれば考察してみたいですね。GUIでGUIをデザインする事自体は賛成なので(Visual Studioみたいなのが好きです)。
IB主導の↑で物足りなくなって探したのが次の本。
- 作者: Erica Sadun,株式会社クイープ
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2009/02/12
- メディア: 大型本
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これ有名みたいです(というか私が知らないだけ・・・)。完全な初心者を対象とした内容ではないです。ある程度iPhoneSDKに対する知識がないとまず読めないと思います。しかし、iPhoneアプリでよく使う主要なUI系クラスの実際のサンプルを使ったTipsやノウハウで構成されており、iPhoneアプリケーション構築に注力しています。
なので、この本では言語仕様の細かい説明やら、IBの使い方を逐一説明したり、Xcodeの使い方とか、そういう余計な事は書いていません。空気読めって事ですね。言語とフレームワークのリファレンス本でもいいかなーと思っていたのですが(気合い入れて英語!?)、やっぱり実際のサンプルアプリが書いてある方がわかりやすいですし、サンプルコードからのカスタマイズも容易です。
UIViewHogeHogeクラスのルートとなっているUIViewControllerの使い方、アーキテクチャから始まり、その他UI系クラスの使い方をサンプルを交えて紹介しています。この本に書いてある事で、大抵のiPhoneアプリのUIは実現出来ると思います。
ただ強いて難点を挙げれば、
翻訳レベルがイマイチな箇所があったりします。でもそれも慣れればなんとか分かる範囲です。
刊行時期の関係で、若干情報が古いものもあります。最新の仕様はSDKドキュメントを参照しないといけない場合もあるでしょう。(まるで異なるというレベルではありません)
でしょうか。それも大した問題ではないと思っています。
とりあえず今アプリ開発する時点での情報は事足りているのですが(といってもまだまだ初心者なので細かいTipsはぐーぐる先生によく聞いています)、もしカメラアプリやマルチメディア系(音声、動画、静止画を扱うもの)アプリを作ろうと思ったら、ちょっと情報が足りないのでそれが書いてある書籍を探すかも知れませんね。
よろしければ参考になさって下さい。ではよいiPhoneアプリ開発ライフを!